肝臓病 肝臓病の3大原因は①アルコール②ウイルス(B型、C型)③肥満です。これらが原因となり、肝機能障害から→肝炎→肝硬変→肝臓がんに進展します。肥満者の約80%には脂肪肝がみられますが、アルコールを飲まなくても肝硬変へ進行する脂肪肝(非アルコール性脂肪肝炎:NASH)もあります。
気管支喘息 空気の通り道(気道)に炎症がおこって、気道が狭くなり息苦しくなる病態です(喘息発作)。夜間や早朝に咳が出やすいのが特徴です。 ステロイド剤、抗コリン剤、β2刺激剤などの内服・吸入薬の開発により、以前に比べて喘息発作のコントロールは可能になりましたが、重症発作時は必ず呼吸器科専門医を受診してください。
便秘 3日以上排便がない、または1週間の排便回数が2回以下の場合を便秘といいます。 食事治療(野菜や果物などの食物繊維や、ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食材をとる)、散歩などの運動療法により腸管の働きが良くなります。内服薬には、1)腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を促す刺激性下剤2)浸透圧の作用で腸内に水分を引き込み、便をやわらかくする塩類下剤3)多量の水分が硬くなった便に吸収されてふくらむことで、排便を促す膨張性下剤があります。
胃腸炎 ウイルス感染症による急性胃腸炎の多くは、1~2日間の絶食により下痢、嘔吐、嘔気、発熱などの症状は改善します。 無理に食事を取ると症状が悪化することがあり、下痢症状などがあれば、1~2日間水分摂取のみで様子を見てそれでも症状が続くなら医療機関を受診してください。
かぜ、インフルエンザ 10月中旬から12月中旬にかけてインフルエンザの予防接種を行っています。 毎年約1500人のかぜ症状の患者さんが来院されますが、かぜ症状に隠れて重大な病気(心筋症、心筋梗塞など)が潜んでいることがあり、当院では心筋炎による緊急搬送も数例経験致しました。
糖尿病 当院では年間延べ2000回近く尿検査を行っており尿糖陽性から見つかる糖尿病患者さんも少なくありません。糖尿病治療ガイドラインに則って治療を行い、コントロール不十分な患者さんは速やかに糖尿病専門医に紹介しております。
脂質代謝異常 高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセライド血症(TG血症)のことです。 肥満、運動不足、不規則な生活、過食、喫煙、お酒の飲み過ぎなどが原因と考えられています。これらを放っておくと、血管が固くなり、脳梗塞、心筋梗塞などを発症しやすくします。