QUESTION

よくあるご質問

健康診断(健診)を受けたのですが、 数字の意味が良く解釈できません。

まるごと生活情報 2003年01月25日号掲載

かかりつけ医に見てもらうのが良いと思います。

健診を何歳から、どのくらいの頻度で受ければ良いかは、医療に精通していない人は良くわからないと思います。学校健診、職場の定期健診等を受けている人は半強制的ですが、自営業や家庭の主婦などは何らかの症状がないと、医者にはかかりません。  一般的には、生活習慣病が発症すると言われている40歳からは、いわゆる基礎健診(血液検査で貧血の有無、肝腎機能、糖尿病、検尿のチェック、心電図等)を年一回は受けるのが良いと思います。しかし、せっかく定期健診を受けていてもそのデータを一般 の人はよく解釈できません。  これは指導する医師側に問題がある場合もありますが、受診者が、始めから理解しようとしないためそのまま放置しておくことが多いように思われます。健診後当科を受診された患者さんに「何故放置していたのですか?」と聞くとほとんどの患者さんは「症状がないから」と答えます。 高血圧、糖尿病などは症状が出ないことが圧倒的に多く、さらにすでに明らかな貧血、糖尿病、肝機能障害などが指摘されても、「症状がない」という理由で医療機関を受診されていない人も見られます。例え症状がなくても重大な病気であることもあり、もっと言えば症状が出る時にはすでに末期的状態なのです。現在の考えでは血圧を測定することは、身長、体重測定と同じで、医療行為ではありません。相撲取りの様な肥満は「肥満」という病気なのです。この様なアドバイスが出来るのが医師の仕事です。 健康診断を受けたら、学校の通知票のように総合判定のAとかBとかのみを見て、後は見ていないのではなく、その結果をかかりつけ医に見てもらう習慣をつけましょう。

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