QUESTION

よくあるご質問

主人(55歳)の前立腺癌が心配です。どの様な検査を受ければ良いですか?

まるごと生活情報 2003年03月22日号掲載

癌の有無は血液検査と超音波検査(エコー)、 直腸診で9割以上診断できます。 苦痛はほとんどありません。

誰もが知っている胃癌、子宮癌検診と異なり前立腺癌検診は未だ広く認知されていません。欧米では前立腺癌が男性死亡率の一位を占めており、日本もいずれ同じ状況になると思います。前立腺は解剖学的に「膀胱の前に立つ腺組織」から名前の由来があり、前立腺液は精液の成分の大半を占めています。前立腺は40歳以上になれば必ず肥大し、良性の腫瘍を前立腺肥大症、悪性腫瘍を前立腺癌と呼び、両者は全く違う病気です。他の癌と同じように、早期癌は致死的にはなりません。また、統計学的には80歳以上の男性の8割は潜在癌が存在しますが、死亡原因になるのはその1割くらいです。ある意味では老化現象の一部とも言えます。しかし、組織学的分化度の違いによっては、年齢とは関係なく致死的な事もあります。 初期の癌は全く症状がありません。排尿困難などの症状があっても癌による症状ではなく、肥大症に伴うものが圧倒的に多く見られます。私が医師になった20年前は、骨転移による腰痛が初発症状で、整形外科医から紹介される事を多く経験しました。これは、今のような、前立腺特異抗原などの血液検査が確立されていなかった事、エコーの画像解像度が鮮明でなかった事、前立腺疾患そのものが社会的に認知されてなかった事などが考えられます。 早期発見は、泌尿器科専門医であれば、血液学的に腫瘍マーカーを検査し、エコーと直腸診で9割以上診断できます。50歳を過ぎたら、胃の検診と同じように年1回は前立腺癌検診を受けるように心がけましょう。

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