QUESTION

よくあるご質問

健康診断で血圧を測ったら136/86mmHgでしたが、医療機関への受診を勧められました。血圧の正常値について教えてください

まるごと生活情報 2009年06月27日号掲載

今回は、家庭で血圧を計ることの重要性についてお話します。※前回に引き続いての回答です。

 血圧値は表のように6段階に分類され、前回、正常高値血圧でも治療の必要な場合があることをお話しました。健康診断で血圧を測定する場合、家庭でのリラックスした状態とは異なりやや高めに出ることがあり、健診で血圧の異常があれば、家庭での血圧を含めた1日の血圧の変化を知ることが大切です。
健診で高血圧を指摘されても、実際の家庭血圧はまったく正常な場合があり、これは白衣高血圧と呼ばれ直ぐには治療の必要性はありませんが、いずれ高血圧に移行する可能性があると言われています。
健診では異常なく、家庭血圧が高い場合は自分で血圧測定をして見つける以外に診断の方法はありません。これは仮面高血圧と呼ばれ、健診では見逃されるため、家庭での血圧測定がより重要となります。
また、健診、家庭のどちらかで血圧が高ければ迷わず治療の対象になりますが、どちらの血圧も正常にもかかわらず、職場でのみストレスなどで血圧が高い場合もあります。  今まで述べたように高血圧を見逃さないためには、できるだけ頻回に家庭(特に朝起床1時間以内は必須)および職場で血圧測定を行うことが大切です。そして、その平均値が高血圧の定義に当てはまっていれば、かかりつけ医に相談することをお薦めします。

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