QUESTION

よくあるご質問

秋の検診で尿に血が混じっていると指摘されました。特に自覚症状はありませんが、血尿について教えてください。

まるごと生活情報 2011年11月26日号掲載

血尿とは、尿中に赤血球が増加した状態と定義されています。血尿に関して何回かに分けてお話します。1回目:血尿とは 2回目:血尿の原因について 3回目:たんぱく尿との合併について。今回は1回目です。

 尿中に赤血球が増加した状態を「血尿」と定義しています。血尿には、肉眼で見ても尿が赤色、ないし茶褐色になる「肉眼的血尿」と、質問者の様に尿検診ではじめて発見される「顕微鏡的血尿」に大別されます。目で見て尿の色に変化があれば驚いて医療機関を受診しますが、検診で指摘される血尿は自覚症状が全くないため、放置されることも少なくありません
ただし、目で見て尿の色が赤くても、血尿ではなく黄疸が原因の事もあり、血尿と診断するには、必ず尿を顕微鏡で観察し赤血球を確認する事が大切です。
尿は、もともと血液中の老廃物が腎臓で濾過されて作られ、正常尿の色は、淡黄色で清明です。濾過する場所は赤血球を通さないため、原則的には尿には赤血球は存在しません
血尿の原因は、年齢、性別などの条件により異なりますが、血液が腎臓で濾過する場所や、尿が出来てからの腎、尿管、膀胱、尿道などの尿の通り道(尿路)のどこかに変化が起これば尿に血液が混じります。
次回は血尿の原因についてお話します。

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