QUESTION

よくあるご質問

今年の冬の寒さで、日中トイレに行く回数が増えて困っています。(※前回の続きです)

まるごと生活情報 2012年03月24日号掲載

寒さによる頻尿は自律神経反射が主な原因と考えられ、病気に関係があるとは考えにくいです。今回は過活動膀胱についてお話します。今回は2回目です。

質問者のように、寒さなどの刺激で急にトイレに行きたくなるという訴えは日常診療でよく経験します。この原因は、寒さという寒冷刺激のストレスが自律神経(自分の意志ではコントロールできない神経)反射を起こし、尿意を感じると考えられていますが、詳しい仕組みは不明です。さほど気にならないようなら病気とは言えません
また、寒さとは無関係に ① 尿をする回数が多いと感じる
② 急に尿意をもよおして、我慢し難いことがある
③ 我慢できずに尿を漏らすことがある
これら3つのうち1つでも症状がある人は、依然お話した過活動膀胱の可能性があり病的頻尿と考えられます。
過活動膀胱とは、「急に起こる、抑えられないような強い尿意を生じ、我慢することが困難(尿意切迫感)で、通常の尿意とは異なり、頻尿および夜間頻尿を伴う状態」とされます。また、切迫性尿失禁と言って、トイレに行こうとすると尿が漏れる状態を合併することもあります。
過活動膀胱の診断には、患者さんが、急に尿がしたくなって、我慢し難いことがあると感じることが必須です。つまり、正常者が排尿をできるだけ我慢した時に感じる強い尿意感とは全く異なる尿意を感じるため、病的と考えられます。
過活動膀胱と診断するためには、膀胱炎、膀胱癌、尿路結石、などの膀胱の異常や、子宮が大きくなり膀胱を圧迫して頻尿になる膀胱周囲の異常などを除外する必要があります。
質問者のような女性で、過活動膀胱と診断すれば、膀胱の急激な収縮を抑える薬で症状を改善することが期待できます。症状のある方は、泌尿器科専門医にご相談ください。

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