よくあるご質問 faq

» 近くの診療所で、年に4~5回膀胱炎と診断されました。膀胱炎を予防するため生活するうえで何かいい方法はないでしょうか。(見附市35歳女性)
(2015年10月24日号掲載)

尿路感染症、特に膀胱炎の診断、治療について2回に分けてお話します。

1回目:膀胱炎の診断法について。次回2回目は薬の使い方について説明します。

 

膀胱炎症状とは、頻尿、排尿時痛、残尿感などが代表的ですが、これらの症状がすべて揃っていても膀胱炎ではない場合もあります。年に何回も膀胱炎を繰り返すのであれば必ず膀胱の検査が必要ですが、膀胱炎症状がどのようなとき、どのような症状から始まるのかを再確認し、膀胱炎の診断を見直すことも大切です。

膀胱炎を起こす場合、性別、年齢、感染症になりやすい病気(糖尿病、免疫状態が正常か、腎不全があるかないか、など)によってまったく考え方が異なりますが、今回は閉経前の女性の膀胱炎についてお話します。

まず、膀胱炎の診断ですが、必ず尿の検査が必要です。女性の場合、採尿時外陰部の雑菌が尿に入ることがあるため、尿を検査するとき細菌が尿の中のものなのか、外陰部からの侵入からなのか判断することが大切です。外陰部からの細菌によって膀胱炎ではないのに、膀胱炎と診断されることも少なくありません。

膀胱炎と診断するためには、顕微鏡で尿の中の細菌の種類、細菌の数、白血球の有無の確認が必須です。膀胱炎の原因となる菌は多くの場合大腸菌が原因菌ですので、細菌検査なしの膀胱炎の診断はあり得ません。

次回は膀胱炎を繰り返す原因や正しい薬の使い方、耐性菌などについてお話します。