よくあるご質問 faq

» 実家の父が、膀胱の検査を受けることになりました。膀胱の検査とはどのようなものなのか教えてください。(長岡市51歳女性)
(2015年07月25日号掲載)

膀胱鏡検査とその適応についてお話します。

膀胱鏡検査とは、細い管を尿の出る部位(外尿道口)から挿入して、尿道・膀胱内を直接内視鏡で観察する検査のことです。胃や大腸の内視鏡検査と同じような器具を用います。膀胱内を、生理的食塩水を流し込みながら観察し、膀胱粘膜の変化、膀胱腫瘍・結石の有無、また膀胱内にどのくらいの尿を貯めることができるのか(膀胱の伸び具合)、男性では尿道の狭さや前立腺肥大の状態などを、客観的に診断することができます。検査時間は通常2~3分程度です。
膀胱鏡検査は、健康診断で行われる胃カメラの様には認知されておらず、抵抗感を感じる患者さんも少なくありません。ただし、現在は軟性鏡といって、細くて柔らかい管で観察することができ、当院でも多くの患者さんから「胃カメラよりは楽だった」との、感想をいただいています。
尿道膀胱内を直接観察する適応は①肉眼的血尿が出た。②尿路感染症を繰り返している。③尿の出が極めて悪く尿線が細い、などの症状がある場合です。
肉眼的血尿とは、新鮮な赤、または赤ワインの様な色の尿のことで、患者さんの性別、年齢、排尿痛の有無などによって血尿がでる原因は異なります。喫煙歴のある中高年以上の男性が、排尿痛もなく肉眼的血尿が出たら、膀胱の腫瘍が疑われ膀胱鏡検査の適応となることが多いです。