インフルエンザの予防接種は まだ間に合いますか?
まるごと生活情報 2006年01月28日号掲載
原則的には遅くても 昨年の12月上旬までに接種を 終了しておくことが理想です。
接種後予防は約2週目から効果を現し、5カ月間持続すると言われていますから、インフルエンザシーズン前(通常11月中旬~12月中旬)に接種を終えておく必要があります。 インフルエンザ流行期にワクチンを接種しても、接種2週以内にインフルエンザに感染すれば発症する確率は、接種しない場合と同じになります。 しかし、現在はまだ長岡は流行期と言えないため、接種して悪いことはありませんが、ほとんどの施設で在庫がない状態です。 インフルエンザワクチンの意味は、インフルエンザにかからない事を目的としていますが、実際完全には防御できないため、たとえインフルエンザにかかっても(突然の38度以上の高熱、全身倦怠感等)、肺炎、気管支炎等の死因となる重大な状態を防ぐ事にあります。特に65歳以上の高齢者、慢性の呼吸器疾患(喘息など)患者さんの死亡の危険を低下させることが証明されていますので、シーズン前の接種をお勧めします。