長岡市で子宮けい癌予防ワクチンが無料で受けることができると聞きましたが、どのような制度なのか教えてください。
まるごと生活情報 2011年04月23日号掲載
長岡市の住民基本台帳に登録されている中学1年生から高校2年生に相当する女子(平成6年4月2日から平成11年4月1日生まれ)が無料で接種を受けることができる制度です。現在はワクチン不足のため平成23年7月より開始される予定です。来年度に関しては未定です。
子宮けい癌は20~30歳代の女性の癌では一番多い癌で、現在急増しています。また、子宮けい癌の原因の約60%がヒトパピローマウイルス感染と関係があり、子宮けい癌予防ワクチンの接種によってウイルス感染をほぼ100%防ぐことが可能で、予防可能な癌と言われています。
癌予防の観点から、長岡市でも前記の年齢の女子を対象として無料接種が今年の4月から開始予定でした。しかし、全国的にワクチン接種の希望者が多く製造が間に合わないとの理由で、今年の7月からに延期されました
接種方法は、ワクチン注射を約6ヵ月の間に3回接種します。初回、約1ヵ月後、約6ヵ月後と計3回、肩に近い腕の筋肉に注射します。接種手順としては、対象者に長岡市から無料接種券が配布され、予防接種協力医療機関に、接種券、母子手帳、健康保険証を持参すれば接種可能です。
ただし法律上、実施期間は平成23年4月1日から平成24年3月31日までで、接種期間を過ぎれば有料となりますので、3回目の接種日が期間内に間に合うためには、遅くとも1回目の接種を平成23年9月までに行っておくことが必要です。
この無料接種事業に関して来年度以降の方針は流動的で、継続の有無は今のところ未定です。また、対象年齢以外の方は全て有料であり、3回で4~6万円(自費のため医療機関により異なります)の費用負担となります。